RX-7 FD3S

● 自動車の歴史 

● RX-7 SA
       FC
       FD
● ソアラ

1991年に登場したRX-7(FD3S)は、3代目となる このモデルから『サバンナ』の名称が取れ、販売チャネルにちなんだ『アンフィニ』RX-7というネーミングに変更。

「ロータリーエンジン・ベスト・ピュア・スポーツカー」を目指して、この3代目に変わってからの最も大きな変更点は、3ナンバー専用ボディを採用。この数 値を先代のFC3Sと比較してみると、全長とホイールベースはわずかに短くなり、逆に全幅・全高はより幅広く、より低くなった。
スポーツカーのモデルサイクル長いが、3代目の開発構想は86年晩秋からスタート。
存在意義が次第に曖昧になってきている90年代のスポーツカーはどのようにあるべきか?
スポーツカーのラグジュアリー化が進む一方で、スペシャリティカーの高性能化も次第に図られ、この2つの境界線が曖昧となり、同時に省エネルギー、環境問 題のクローズアップなどにより、大排気量車の存在を疑問視する声も強くなってきた状態でスタートを切ったプロジェクトではあったが、心臓部ともいうべきエ ンジンは、ロータリーエンジン。
構成案として、リアミッドシップ、3ローターエンジン、NAエンジン、ターボエンジンなど、さまざまな案が登場した。
内外のスポーツカーなどに乗り、『コンセプトトリップ』を重ねているうちに、次第にニューRX-7の開発の核となる言葉が浮かび上がってきた。 それが『ロータリーエンジン・ベスト・ピュア・スポーツカー』

ライトウェイトを求めて、ボディの贅肉を極限まで落とす。

スポーツカーのコンセプトは、ロータリーエンジンの持つ優れた資質を活かして、フロントミッドシップとした後輪駆動こそが、ベストという結論。
このフロントミッドシップにより、前後重量配分を50対50という理想的な配分にして、なおかつヨー慣性モーメントを減少、合わせて低重心。パワーウェ イトレシオ5.0kg/psを下回ることを目標。徹底した軽量化、搭載されるエンジンは、軽量・コンパクトな13B型をベース。
88年11月訣 、軍事用語の目的達成のための機動部隊編成「任務部隊」タスクフォースを編成。設計部署からの拘束から離れ、ニューRX-7の開発を車両設計リーダーのも と一元的に設計を集約。
『ときめきと輝き』を車両開発のキーワード、サブキーワード『The Spilit of Zero』
目標とするパワーウェイトレシオ達成のために、『ゼロ作戦』と銘打った軽量化を実施。すべての部分を最軽量にするため、シャシーの構成はオールアルミ製 4輪ダブルウイッシュボーンサスペンション、ホイールなどのバネ下重量を徹底的に軽減する
ボディは荷重のかからない部位は肉抜き、荷重のかかる部分だけ補強を入れるという、スペースモノコック構造を採用。排気系も軽量化のためシングル化、シー トやペダルなど細部に渡って大幅な軽量化。またボディはロー&ワイドで、フロントオーバーハングを大幅に短縮で、運動性の向上。

パワーウェイトレシオ5.0kg/ps以下実現のため、シーケンシャル・ツインターボと、ハイスピードEGIシステムにより、最高出力255PS、最大ト ルク30.0kg-m。これを先代と比較してみると、最高出力だけでも、50馬力の大幅なパワーアップを、デビュー時のタイプRで、パワーウェイトレシオ は4.9kg/psを実現した。
『4輪ダイナミック・ジオメトリーコントロール』で、横G、加速、減速といった外力に対し影響を受けず、思い通りにコーナリングできるニュートラルステア 特性を実現。

スタイルは、初代、2代目と受け継がれてきたウェッジシェイプの面影は残るものの、全体的なフォルムは、複雑な曲面が施された魅力的な表情が与えられて いる。低いボンネットと、それに呼応して幅広く造形されたリアのデッキ部分は、国産スポーツカーとしては、類を見ないデザインがなされている。
またタイプS、タイプX、タイプRと3種類あるグレードの中でも、タイプRは、最も走りに徹した仕様となっており、他の2タイプがファイナルのギア比を 3.909に設定しているのに対して、タイプRでは4.100と低められ、足回りも独自の強化タイプが装着される。またミッションもタイプSとXには、5 速マニュアルと4速ATが用意されているが、タイプRは5速のみ。

93年8月マイナーチェンジ。国産初17インチの偏平率40/45タイヤをオプションで設定した。

40/45タイヤを標準装備する限定モデルのRZ発売。
タイプRの廉価版である2シーターのタイプR-2を追加。
タイプSとXは、4AT専用モデル、名称もツーリングSとXに変更。
96年1月のマイナーチェンジでは、テールランプを丸型3連に変更。エンジンは265psまで進化。

 

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